犬のゼロポジション公表理由

右前足の運びが外側に回して歩行するようになったトイプードルもモカちゃんが来店してくれました。
右前足や後ろ足まで引きずって歩くようになり、お散歩では靴が欠かせないそう。

病院で、整形外科、脳神経、など診察。MRIはもちろん髄液検査まで調べてもらって原因不明。ということでご来店いただきました。
血液検査でちょっとひっかかかるのは、筋肉硬化が見られるとのことで、進行すると、筋肉硬化が進んでしまう病気かも?と言われいるところです。でもどちらにしても進行を遅くするために、メンテナンスは必要とのことで、今回、メンテナンスを行いました。
もともと膝が悪く、膝を上手に使わない歩き方で筋力を強化したため、前足への負担がMAXになってしまったのでは?もともと前足の関節も強い方ではないようですが、最終目標は、後ろ足を上手に使って前足の負担を軽減すること。

右前足が肩甲骨を使わず、外側から回してきます。
ドッグアナトミー整体を行い、これをキープする運動をご提案。

「正しい形」でお座り⇄立って、「バックで歩く」


モカちゃんはまだ多少右前足が回ってきますが、肩甲骨を使えるように歩けるようになってきています。ご家族には、マッサージのポイントとこの運動をお伝えしました。目標は1ヶ月後、後ろ足を上手に使える歩行ができること。

よく見ないと、右前足の変化や、後ろ足の膝をきちんと曲げて歩くところはわかりにくいですが、モカちゃん駐車場までの帰り、くつを履かせなくても、擦って出血するとなく歩けたそうです。
下の写真は上段、左がBeforeで下段と右がAfterです。

さて本題です。

なぜ、最近犬のゼロポジションを公開したかというと、この子との出会いがあったからです。このゼロポジションという考え方は、人間のスポーツの世界では、一般的なのですが、これを犬バージョンにして、犬のリハビリや整体の養成講座でお伝えして見方を勉強するので、いわゆる企業秘密。
でも、犬の世界も健康思考が広がり、身体のメンテナンスや筋トレが広がってきています。
人間も一緒なのですが、このゼロポジションを身体に覚えさせるために、インナーマッスルを鍛えたり、パーソナルトレーナーを付けたりしています。
このモカちゃん、2週間に一度は、マッサージやバランスボールなど筋トレを行っているところに通っていたそうです。でも歩行がおかしくなったのは何故??

後ろ足は上手に曲げ伸ばしを使わず、肩甲骨を使って歩かないこと。上から見ると、身体のねじれを使わず、手だけで歩行しています。その状態で、身体を支える筋トレを行っていたと思われます。その結果、肩甲骨を動かさず体重を支えることがしっかりしてきて、足を使う運動は少なかったからか、肩甲骨を動かす運動を忘れてしまった・・・のでは??

最近、SNSでもバランスボールなど使用して筋トレしている画像を見ますが、
股関節が体重を感じていないポジションで運動を繰り返していたりする画像がすごく多いです。
リハビリでご活躍されている獣医師の方ともお話しする機会があるのですが、
「あまり良い状態で運動していない犬が多いよね」とおっしゃっていました。
私達、犬のリハビリ業者は、獣医師の先生たちにも、けが予防、通院が終わった後のメンテナンスなどサービスを必要と思ってもらい認めてもらわなければいけないと思います。

私は〇〇式とか、流派のような形で線引きすることは嫌いです。
犬がよくなればなんでもいいと思っています。だから私が教えている整体も、
施術の仕方で他のマッサージを習ってきた方はたくさんいますが、それも全部やって良いと思っています。

だからこそ犬のメンテナンスを生業にしている私たち全体の底上げが必要だと思っています。なので、知っている人は知っていますが、知らない人は知らない、「犬のゼロポジション」の見方を公開しました。このポジションがリハビリをする上で基本になります。
これを目指して怪我をしない身体を犬のメンテナンス業界はもちろん、これを読んでいる飼い主様も、みんなで健康を目指しましょう!!

「ゼロポジション」で調べるといろいろ勉強になります♪
人間バージョンですが。参考までに。 

犬のゼロポジションはこちらから

犬のメディカルトレーナー 伊藤みのり